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【好き】そもそも人を「好き」になるって何?恋愛の本質に関する客観的議論!! #11

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1.「恋愛三部作」の完結編。

 このブログでは「恋愛」に関する記事を過去2度ほど書いております。ただし、この記事両方とも私の発想力と創造力に支えられたものでは無くて、リア充彼氏持ちのとある友人Sさんから色々なインスピレーションを受けて書いたものなんですね。だから、普段の馳河真弥とはちょっと違った文章というか、ムードが立ち込めているんですけど・・・

  今回は、その2記事を改めて自分なりに読み返してみて・・・ちょっと前に至ったとある悟りをご紹介しようと。つまり、「恋愛三部作」(?)の完結編です。

  ただ、私自身恋愛経験があまり無い(まああるっちゃある(笑))もんですから、かつて青春を謳歌した、もしくは今まさに青春リア充満喫中の方々からしてみれば大分筋違いのコトを語ることになりそうです。ただ、見方を変えてみるとこれは「恋愛経験ほぼ無し」の私だからこそ至った悟りなのかな、とも思うのです。人間、実際に何かしらの問題の渦中にいるときはその問題の客観視、つまりはメタ思考なんてそうそう出来ませんから。まあ、コーヒーでも飲みながらお気軽に。

 

ーToday's classー

 

 

2.「好き」って何ですか?

 すっごい唐突に聞きます。「好き」って何ですか?そもそも、この世にありふれた恋愛関係とかいうものはどちらか一方(これを片想いという)、または両方(これを両想いという)が相手に対して「好き」という感情を持つところから始まります。だから、逃げ恥なんかで話題になった契約結婚、とか要は書面上の、感情の伴わない関係ってのは「恋愛」でないし、このワードを使うべきではないと思うんです。(私はね)

  それはさておき、「好き」って何ですか?このブログの読者の方ならきっと、多少なりとも美しく(あるいは儚い)恋愛経験をお持ちでしょうから、一回自分のマインドを当時に戻してみてはどうでしょう?あるいはその相手を思い浮かべて?

 ちなみに私はもうその相手の顔すらあやふやになっているもんですから・・・ましてや当時のことなど中々思い出せません・・・数年前のことだけど。悲しいことに。あ、でも色々あったんだよ。そのハナシはいつかこっそりツイッターで呟くことにして・・・(笑)

 

 

3. 「好き」とは「独占欲」である。

 はいはい、答えは出ましたか?・・・「えっ、何って聞かれてもねえ」とお困りのことでしょう。でも大丈夫。それこそ「哲学」なのだから。「哲学」とはこういう、ありふれた抽象的な言葉に、「定義づけ」をするっていう学問なのです。だから今、皆さんが「好き」というありふれた抽象的な感情に、「定義づけ」を試みているそのプロセスこそ、「哲学」なのです!!だから自信もって悩んで(笑)

 とか偉そうに言ってますけど。ご承知の通り私は恋愛マスターでもなんでもございませんので、あんまりイラつかないでね。あくまで、私なりにこの問題を哲学してみた結果。それはつまり、「好き」とは「独占欲」である。

 「独占欲」と聞くと、マイナスのイメージを思い浮かべる人も多いでしょう。なんか、道徳的にイケないこと?みたいな。語弊があると困るので・・・こう言い換えたらどうでしょう。「好き」とは「独り占めしたい気持ち」である。

 

 

 

4. ヒント① 隣の席の超絶カワイイ子・・・。

 ここで、皆様に一つ思考実験をしていただかなければなりません。あ、といってもそんな形式ばったものじゃないよ。例えば、あなたがとある高校に通う冴えない男子高生だったとする。どうもいまいちパッとしない、っていう感じの。

 さて、季節は巡って春、新学期。新しいクラスに入って、席についた瞬間。ふと隣の席を見ると・・・そこに超絶カワイイ子がいたのです。(キャーーーーーΣ(゚∀゚ノ))あなたは一生懸命その子に話しかけます。そして、だんだんと仲良くなるにつれて・・・まあ「好き」になっちゃうわけですよ。もうしょうがないことに。だけどそうして、告白のタイミングをうかがっていたある雨の日。あなたが想いを寄せるその子が、身長高めのイケメン男子と、手をつないで一緒に帰っている・・・という光景を目撃してしまう。「まさか・・・」と疑い始めるあなた。そして。友達から風の噂で、その子にラブラブな彼氏がいることが発覚してしまう。

  さて、あなたはその子の彼氏に、どんな感情を抱きますか???って聞いたらもうね、答えは決まってますよね。「羨ましい」「なんでアイツが」つまり、「嫉妬」の感情です。もうこれ以外に答えようないんじゃないんでしょうか。

 そう、このときあなたが抱いたこの「嫉妬」こそ、今日の記事のメインテーマなのです。さて、そもそも「嫉妬」とは。「自分の愛する者の愛情が、他の人に向けられるのを恨み憎むこと。やきもち。」と国語辞典に載っていますが、実は人間の感情の中でも特に複雑なもので、そしてもっとも厄介な感情なのです。この定義にのっとると、たった今想像したあなたの「嫉妬」は「カワイイあの子の気持ちが、イケメン彼氏に向いていること」に対するやきもち、ということになりますよね。「カワイイあの子が、あのイケメン彼氏のものである」ということへのやきもち。

 

 

5. ヒント② 恋愛は「1対1」でするもの。

  さて、ここで話を移しましょう。現代日本では、恋愛は「1対1」でするものというコードがあります。重婚なんてしようものなら、刑罰の対象にもなっちゃいますからね。(法律上は、だけど)もちろん、そのコードは決して共時的にも、通時的にも普遍的なものではありません。海外には一夫一妻制でない国だってもちろんありますし、日本だって明治維新までは「正室」のほかに「側室」を持つことが出来たでしょ?だけどそれはいったん置いといて、ここではそんな現代日本のコードに則って話を進めていきましょう。

  恋愛は「1対1」でするもの。「1対2」や「1対3」の関係は、社会的に「歪んだ恋愛」とみなされます。つまり、ハッキリ言うと「浮気」「不倫」ですよね。もう「不倫」なんて読んで字のごとく、人としての「倫(みち)」に背いている、なんですから。恋愛は「1対1」でするもの。ということはつまり、「1人の相手」は1人のものにしかならない、ということを指します。「超絶カワイイあの子」は誰か1人のものにしかならず、2人またはそれ以上の人数の彼氏によって共有される、などということはあってはならないのです。

 

 

6. 「好き」は「独り占めしたい気持ち」。

 先ほどの甘酸っぱい思考実験に話を戻しましょう。あなたがもし「あの子をオレのものにしたい」「あの子と付き合いたい」と思うならば、どうにかして例のイケメン彼氏と別れさせるほかありません。なぜなら彼と二人であの子を「共有」するなんてことはあっちゃいけませんから。

 もうお分かりでしょう、誰かと恋愛関係を築くためには、その相手を自分の専有物にする必要があります。共有物のままじゃまっとうな(少なくとも現代日本においては)恋愛関係は築けませんからね。そう、だからその恋愛関係の始まりである「好き」という感情は、「独り占めしたい気持ち」なのです。「オレ以外の男」、または「アタシ以外の女」のものになって欲しくない、と。

  誰かを「好き」になる理由って、千差万別だと思うんですよ。まあルックスが好み、っていうのもあるんだろうけど、内面、つまり性格とか価値観とか、そーいうその人がもつ何かしらのパーツ(あるいは全部かも)に惚れるんです。そして、それ(つまり自分が惚れたパーツ)を持つ世界でたった一人の人間である彼or彼女を、もちろん程度の差はありますけど確実に心のどこかでは「独り占めしたい」「ほかの男or女に渡したくない」と思っているはずなのです。

 

 

7. 恋愛の本質に関する客観的議論

 「恋愛」ってよく、歌の歌詞なんかになりがちじゃないですか。というかもう、要はそれだけありふれた感情ってことですよ。人間生きていると、よほど禁欲的な生活をしていない限り誰しもが一度はそーいう恋の沼にハマって、身を焦がしてしまうのです。突然、あるいはじわじわとやって来る不思議な衝動。だけど、そうやって恋に「落ちた」とはどういうことなのか・・・要は恋愛の本質に関する客観的議論(カッケエ)については、過去名だたる哲学者が様々なヒントを提示してくれているのに・・・ あまり本格的にはなされていないと思うのです。

 「哲学」とは「定義づけ」の学問。だから、決して小難しい遠い世界のハナシではなく、皆さんの日常のすぐ傍にあるものなのです。その「日常を哲学する」ことの楽しさを、もっと皆さんにも触れてもらいたいというのも、私がこうやって日々頭をひねって記事を書いてる理由の一つ(一番は純粋に「文章書くのが好きだから」だけど)でもあるのですが・・・

 まあ、そーいう意味ではこの「恋バナ」ってのは格好の題材なのかな、とも思います。だって、一番ありふれていて、そして抽象的で、普遍的なんだもん。改めて見返すと、なんて冷めた記事なんだ・・・って感じだけどね(笑)というのを「恋愛三部作」の最後に添えて・・・嗚呼、暑い。

 

 

まとめ!!

   「好き」とは「独占欲」である!!

                               by 馳河真弥 

 

 

※この記事は2019年8月6日に「玉虫色した日々彩記」で公開されたものを加筆修正したものです。